2009年07月13日
気になるオークション、ヤスオクをやってみたよ。
シンカンカクオークション ヤスオクをやってみた。
元々海外でswoopoというサイトが元ネタと思われる。
アメリカとヨーロッパは展開済みですが、日本はないので関係はないのかな。
どういうサイトかは
・入札価格が0円からはじまるオークション。
・15円単位で入札価格が上がる。
・入札する際に75円かかる。
・入札すると締め切り時間が20秒延びる。
・出品者は運営会社。
肝は入札に75円かかるところ。
運営者の収入は購入額より出品物が高く落札されるということではなく、
入札件数が多くなると×75円で儲かる。
新感覚オークション「ヤスオク」の仕組み
というエントリーを見て、
ビジネスモデル的に興味深いのでものは試しにやってみようと思い
最初にもらえる10コイン+73コイン(73×75円=5475円)を購入してやってみました。
せっかくなんで人気が出そうなものをと思い、
SANYO ハイビジョン デジタルムービーカメラ Xacti
に全ポイント自動入札。
ちなみにkakaku.comでみてみると
Xacti DMX-CG10
最安値は20949円。
結果、落札ならず。
落札価格=8205円 ディスカウント率60%(小売価格と比較)
運営者の売上 入札手数料 8205/15×75円=41025円
8205円+41025円=49230円
落札者の出費 18回×75円=1350円+8205円=9555円
お!落札者の人は半額で買えていますね。
しかも、運営者も利益が出てる。
まさにwin-winっぽい。
なるほど。
他の落札商品を見てみると
Braun オーラルB 電動歯ブラシ 「ナビする」歯ブラシ
落札価格=7020円
メーカー希望小売価格=15032円
入札手数料=7020/15×75円=35100円
運営者収入=7020+35100?15032(定価で買った場合)
=27088円の利益
DS トモダチコレクション
落札価格=1170円
メーカー希望小売価格=3800円
入札手数料=1170/15×75円=5850円
運営者収入=1170+5850?3800(定価で買った場合)
=3220円の利益
ニンテンドーDSi ホワイト
落札価格=7935円
メーカー希望小売価格=18900円
入札手数料=7935/15×75円=39675円
運営者収入=7935+39675?18900(定価で買った場合)
=28710円の利益
これはビジネスとして儲かる匂いがしますね。
でもちょっとギャンブル性が高そうです。
例えば
Apple iPod nano 8GB シルバー
DSi ホワイト
落札価格=11235円
メーカー希望小売価格=17800円
入札手数料=11235/15×75円=56175円
運営者収入=11235+56175?17800(定価で買った場合)
=49610円の利益
ですが、
落札者も
151回入札をしており、11325円かかってしまっているので
+購入費の11235円=22560円かかっているため
普通に購入した方が安いですね。
実際に、自動入札中にサイトを見に行ったのですが、
ぎりぎりで自動入札が入り、20秒のびるため、
ぜんぜん予定時間に終わらず、
面白いほど金額が上がっていき、
73回の入札ポイントはどんどん消費されていきました。
自動入札より普通の入札をしている人も多かったのですが、
心境的にはもう入札ポイントで結構使ってしまったし、
ここは落とさないと、丸丸損になる!
ってことで、当初の購入予定金額よりもつっこんでしまうので、
株やっている人の、株価下がっているから、
さらに、ナンピン!みたいな気分と近いのかなと。
でもまぁ、そういうサービスなわけだから
落札できなかった人も、まぁしょうがないな、って感じなのかな。
swoopoがパッと見た感じ、
各国へ拡大していますし、
出品数も多いので、
日本でもうまくいきそうだなぁと。
あとある程度の参加者がいれば、結構利益が跳ねるので
よくある最初はずっと投資で単月黒字までが遠い、というビジネスモデルとは違い、早い段階から黒字化しそうですね。
ただ、2点ほど気になるところがあったので。
1つ目は景品法の問題。
昔、近いことを調べたことがあったので。
景品規制の概要
入札にお金がかかるので
一般懸賞
商品・サービスの利用者に対し,くじ等の偶然性,特定行為の優劣等によって景品類を提供することを「懸賞」といい,共同懸賞以外のものは,「一般懸賞」と呼ばれています。
に該当するのかなぁと。
そうすると商品である落札物と実際の市場価格との差が景品類の金額になると思うのですが、その景品類の限度額は決まっていて、
懸賞による取引価額 景品類限度額
最高額 総額
5,000円未満 取引価額の20倍 懸賞に係る売上予定総額の2%
5,000円以上 10万円
なのでたぶん75円×20倍が限度額のため1500円以上の差額が発生する落札は限度を超えるんじゃないかなと。
ただし、僕は専門家でも何でもないし、もちろん運営会社の人たちはこの辺を調べているとは思うので杞憂な可能性も十分ありますが、気になったところの一つです。
もうひとつはどうやって透明性をユーザーに担保し続けれるか。
すでに説明の通り入札件数が増えれば運営者の売上は増えます。
そうするとユーザー視点に立った時に
「もしかしたら、運営者側の人も入札に参加してない?」
みたいな見え方もできます。
その辺の透明性に関してユーザーから信頼を得続けないと
そもそものシステムが破たんしてしまいます。
例えば
Apple iPod nano 8GB シルバー
上で高値で落札して損をしている人が
そのあとに同じ商品である
Apple iPod nano 8GB シルバー
でも入札に参加していて、こちらも他の方が高値で落札してたりするので、
うがった見方をする人が出てくると思うので
そこにちゃんと透明性があることを説明できる必要がありますね。
それにしてもビジネスモデルとしては斬新で、
新しいな、と思うのと
日本でも根付くと、運営会社さんは結構儲かりそうだし、
類似サービスが出てきてもおかしくないかなと。
あとは最近、不景気で在庫が余っている小売店さんとかがやったらいいんじゃないかなとか。
まぁ、参加者の方はそういうサービスだということを理解した上で計画的に(笑)
ということでいろいろ勉強できたので5475円はいい勉強代として。
ビデオカメラ持ってるし(笑
p.s.
落札と入札がごちゃまぜだったのを直しました。
あと似た話でドルオークションっていうのがあるようで。
そういえばゲーム理論の本で出てきた気も。
ドルオークション
ちょっとした気持で入札に参加した時点で実はかなり不利なゲームに参加してしまっているわけだけど、それになかなか気がつかないという怖いゲーム。
場合によってはドルオークションよりも利益が出る可能性があるところがヤスオクのもっと怖いところですかね。
ドルオークションだと$1の51%を落札価格が超えた時点で
胴元の利益が確定しますが、
ヤスオクは前述のように落札価格は一見80%オフとかでも胴元が利益がでます。
それはイコールそれだけ損をする人がいるってことですね。
元々海外でswoopoというサイトが元ネタと思われる。
アメリカとヨーロッパは展開済みですが、日本はないので関係はないのかな。
どういうサイトかは
・入札価格が0円からはじまるオークション。
・15円単位で入札価格が上がる。
・入札する際に75円かかる。
・入札すると締め切り時間が20秒延びる。
・出品者は運営会社。
肝は入札に75円かかるところ。
運営者の収入は購入額より出品物が高く落札されるということではなく、
入札件数が多くなると×75円で儲かる。
新感覚オークション「ヤスオク」の仕組み
というエントリーを見て、
ビジネスモデル的に興味深いのでものは試しにやってみようと思い
最初にもらえる10コイン+73コイン(73×75円=5475円)を購入してやってみました。
せっかくなんで人気が出そうなものをと思い、
SANYO ハイビジョン デジタルムービーカメラ Xacti
に全ポイント自動入札。
ちなみにkakaku.comでみてみると
Xacti DMX-CG10
最安値は20949円。
結果、落札ならず。
落札価格=8205円 ディスカウント率60%(小売価格と比較)
運営者の売上 入札手数料 8205/15×75円=41025円
8205円+41025円=49230円
落札者の出費 18回×75円=1350円+8205円=9555円
お!落札者の人は半額で買えていますね。
しかも、運営者も利益が出てる。
まさにwin-winっぽい。
なるほど。
他の落札商品を見てみると
Braun オーラルB 電動歯ブラシ 「ナビする」歯ブラシ
落札価格=7020円
メーカー希望小売価格=15032円
入札手数料=7020/15×75円=35100円
運営者収入=7020+35100?15032(定価で買った場合)
=27088円の利益
DS トモダチコレクション
落札価格=1170円
メーカー希望小売価格=3800円
入札手数料=1170/15×75円=5850円
運営者収入=1170+5850?3800(定価で買った場合)
=3220円の利益
ニンテンドーDSi ホワイト
落札価格=7935円
メーカー希望小売価格=18900円
入札手数料=7935/15×75円=39675円
運営者収入=7935+39675?18900(定価で買った場合)
=28710円の利益
これはビジネスとして儲かる匂いがしますね。
でもちょっとギャンブル性が高そうです。
例えば
Apple iPod nano 8GB シルバー
DSi ホワイト
落札価格=11235円
メーカー希望小売価格=17800円
入札手数料=11235/15×75円=56175円
運営者収入=11235+56175?17800(定価で買った場合)
=49610円の利益
ですが、
落札者も
151回入札をしており、11325円かかってしまっているので
+購入費の11235円=22560円かかっているため
普通に購入した方が安いですね。
実際に、自動入札中にサイトを見に行ったのですが、
ぎりぎりで自動入札が入り、20秒のびるため、
ぜんぜん予定時間に終わらず、
面白いほど金額が上がっていき、
73回の入札ポイントはどんどん消費されていきました。
自動入札より普通の入札をしている人も多かったのですが、
心境的にはもう入札ポイントで結構使ってしまったし、
ここは落とさないと、丸丸損になる!
ってことで、当初の購入予定金額よりもつっこんでしまうので、
株やっている人の、株価下がっているから、
さらに、ナンピン!みたいな気分と近いのかなと。
でもまぁ、そういうサービスなわけだから
落札できなかった人も、まぁしょうがないな、って感じなのかな。
swoopoがパッと見た感じ、
各国へ拡大していますし、
出品数も多いので、
日本でもうまくいきそうだなぁと。
あとある程度の参加者がいれば、結構利益が跳ねるので
よくある最初はずっと投資で単月黒字までが遠い、というビジネスモデルとは違い、早い段階から黒字化しそうですね。
ただ、2点ほど気になるところがあったので。
1つ目は景品法の問題。
昔、近いことを調べたことがあったので。
景品規制の概要
入札にお金がかかるので
一般懸賞
商品・サービスの利用者に対し,くじ等の偶然性,特定行為の優劣等によって景品類を提供することを「懸賞」といい,共同懸賞以外のものは,「一般懸賞」と呼ばれています。
に該当するのかなぁと。
そうすると商品である落札物と実際の市場価格との差が景品類の金額になると思うのですが、その景品類の限度額は決まっていて、
懸賞による取引価額 景品類限度額
最高額 総額
5,000円未満 取引価額の20倍 懸賞に係る売上予定総額の2%
5,000円以上 10万円
なのでたぶん75円×20倍が限度額のため1500円以上の差額が発生する落札は限度を超えるんじゃないかなと。
ただし、僕は専門家でも何でもないし、もちろん運営会社の人たちはこの辺を調べているとは思うので杞憂な可能性も十分ありますが、気になったところの一つです。
もうひとつはどうやって透明性をユーザーに担保し続けれるか。
すでに説明の通り入札件数が増えれば運営者の売上は増えます。
そうするとユーザー視点に立った時に
「もしかしたら、運営者側の人も入札に参加してない?」
みたいな見え方もできます。
その辺の透明性に関してユーザーから信頼を得続けないと
そもそものシステムが破たんしてしまいます。
例えば
Apple iPod nano 8GB シルバー
上で高値で落札して損をしている人が
そのあとに同じ商品である
Apple iPod nano 8GB シルバー
でも入札に参加していて、こちらも他の方が高値で落札してたりするので、
うがった見方をする人が出てくると思うので
そこにちゃんと透明性があることを説明できる必要がありますね。
それにしてもビジネスモデルとしては斬新で、
新しいな、と思うのと
日本でも根付くと、運営会社さんは結構儲かりそうだし、
類似サービスが出てきてもおかしくないかなと。
あとは最近、不景気で在庫が余っている小売店さんとかがやったらいいんじゃないかなとか。
まぁ、参加者の方はそういうサービスだということを理解した上で計画的に(笑)
ということでいろいろ勉強できたので5475円はいい勉強代として。
ビデオカメラ持ってるし(笑
p.s.
落札と入札がごちゃまぜだったのを直しました。
あと似た話でドルオークションっていうのがあるようで。
そういえばゲーム理論の本で出てきた気も。
ドルオークション
ちょっとした気持で入札に参加した時点で実はかなり不利なゲームに参加してしまっているわけだけど、それになかなか気がつかないという怖いゲーム。
場合によってはドルオークションよりも利益が出る可能性があるところがヤスオクのもっと怖いところですかね。
ドルオークションだと$1の51%を落札価格が超えた時点で
胴元の利益が確定しますが、
ヤスオクは前述のように落札価格は一見80%オフとかでも胴元が利益がでます。
それはイコールそれだけ損をする人がいるってことですね。